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【フランスロワール出張日記】1日目 2日目

<1日目>

2023年2月、3年ぶりにフランス出張に行ってきました。
3年ぶりのフランスは、ロワールとシャンパーニュを訪問することになりました。
山下ソムリエ、樋口ソムリエ、店舗責任者清水、宮本社長4名で訪問しました。

 

 

1件目:Domaine des Rochelles(ドメーヌ・デ・ロシェル)

ロワールのアンジェにあるワイナリーを訪問しました。

 

   

ワイナリーのオーナーでもある ジャン・ユベール・ルブルトン氏ボルドーのピション・ロングヴィル・バロンや、シャトー・スデュイローでも働いていた経歴の持ち主です。
アンジェでワインを作りながら、ボルドーワインのよさも取り入れています。

 

このワイナリーの土壌はこのアンジェ独特のアルドワーズです。 

アルドワーズとはシストブルー(青いシスト)ミルフィーユのように層になった石です。このシストが余分な水分を通し、ぶどうに十分なミネラルを与えてくれます。

 

ぶどう畑では羊が放牧されており、羊が雑草を食べてくれています。
見学時は4匹の羊がゆったりと草を食べながら過ごしていました。

 

アンジェの家屋はアルドワーズを使って建てられているものが多く、アルドワーズで建てられた古い家を建て替える時も新たにアルドワーズを使用しなければいけない法律があるそうです。

 

ワイナリー内

古いヴィンテージのワインが貯蔵されていました。

 

日本から訪問した記念に!!

 

試飲させていただきました。

 

山下ソムリエ美味しさで思わずにっこり!
ロワールでボルドーの技術が加わった最高のワインでした。

 

ワインは自社でボトリングするため、ワインの最も美味しいタイミングで詰められています。

 

<2日目>

2件目:Domaine Asseray(ドメーヌ・アスレ)

 

4代目の営業担当のオーレリーさん

1931年設立の家族経営のワイナリー。 設立当初のブドウ畑は1ヘクタールにも満たなかったが、1961年に2代目に引き継がれた後、新たな区画を購入し植樹が行われました。現在は57ヘクタールのブドウ畑を所有しています。

 

ワイン醸造担当のエマニュエル氏 オーレリーさんの弟にあたります。
ワイナリーを案内していただきました。

 

 

地下のワインタンクです。

スパークリングワインのオリ(沈殿物)を見せてもらいました。オリがワインの旨味を増やしてくれます。

 

4代にわたる家族経営のワイナリーです。

 

試飲させていただきました。

 

ロゼワインをメインに醸造しています。
現地では甘口が人気で、カベルネ ダンジュ、ロゼ ダンジュ、辛口ロゼの順に多く造っているとのこと。

 

仲の良い二人の姉弟が造った自慢の美味しいワイン達でした。

 

3件目:Alliance Loire – Cave de Robert & Marcel
(カーヴ ド ロベール&マルセル)

1957年に15のソミュールシャンピニーの生産者によって設立されました。
当時のブドウ畑は50ヘクタールでしたが、現在では2,200ヘクタールまでに拡大。
醸造施設を1978年、1999年、2000年の順に増やしているそうです。
地下にも醸造施設と”ギャラリー”と呼ばれているワインの貯蔵庫がありました。

 

地下に降りていくと巨大なワイン貯蔵庫がありました

 

 

テュフォー(火山灰土壌)を切り出した跡の洞窟のような空間に、地下5階分(地下25m)もの施設があり、最初に降りた階には1959年に使われていたブドウの搬入口がありました。

 

地下の赤いテュフォ―の壁のセラーでは大きな木樽も複数貯蔵されていました。
地下では最高級のワインの熟成が行われています。

 

自慢のスパークリングワイン・クレマンドロワールは、シャンパンと同じ製法で造られます。
この写真はジャイロパレレットです。瓶の中のオリを瓶の口に集めるため、毎日8分の1づつ瓶を自動で動かしてくれます。

 

地下のワインセラーで造られたワインは最高の状態で瓶詰めされ、ベストな状態のワインで試飲することが出来ました。

 

 

 

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